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おわりに

ここまでJMeterの基本となる要素を駆け足で説明してきたが、もちろんこれがJMeterのすべてではない。まったく言及していない要素もあれば、言及した要素についてもすべてが説明できているわけではない。また設定に対するJMeterの直接の動作の説明に重点を置いたため、アプリケーションレベルのどういうテストにつながるのかという部分が弱く、「はじめに」で謳った目的が十分に果たせているかもいささか自信がない。

それでもクライアントのシミュレートという意味では、ここに書いてあることを理解できていれば基本となるテスト計画を書くことができるのではないかと思う。そしてテスト計画を書くことができれば一定の負荷テストが可能になり、かりに複雑なシナリオまでを実現できないにせよ、それなりに有意な結果を得ることができるはずだ。少なくとも「はじめに」で触れた例にあるような、負荷テストそのものを実施しない、あるいはツールを使わない負荷テストのみしか行わなかったときのトラブルの多くは回避できるだろう。そして第2部ではJMeterでより精度の高いテストを行うための方法を紹介する。

何よりもまず負荷テストの必要性を認識し、そのためにJMeterというツールを使った具体的な作業をイメージをつかんでいただければ、本稿の最低限の目的は達せられたのではないかと思う。